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- 痛風の薬:アロプリノール/ザイロリック
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2008.09.22 Monday
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JUGEMテーマ:健康
痛風や高尿酸血症と診断された際、治療のために出される薬物を紹介しますね。
まず、痛風や高尿酸血症の場合、尿酸値が高くなった原因別に出される薬が違います。
大まかに考えれば、尿酸値が高くなった原因は、「尿酸の産出が過剰」であるか、「尿酸の排せつが低下」しているかのどちらかです。
尿酸の産出が過剰なタイプの方には、『尿酸合成阻害薬』が、尿酸の排泄が低下しているタイプの方には、『尿酸排泄促進薬』が用いられます。
痛風発作による関節痛には、コルヒチンや、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDS)という薬で腫れや痛みを鎮めます。
今日紹介しているのは、そのうちの尿酸合成阻害薬です。
尿酸合成阻害薬で最もよく使われるのは、一般名をアロプリノール、商品名をザイロリックといいます。
アデノック錠100mg、アロシトール錠100mg、リボール錠100mg、リボール細粒20% 、という名前の薬剤が処方されるケースもありますが、成分は同じアロプリノールです。
飲むときの注意としては、こういう感じです。- 白血病の薬のメルカプトプリン(ロイケリン)と免疫抑制薬のアザチオプリン(イムラン)の代謝を強く阻害する性質があります。併用する場合は、それらの量を1/3〜1/4に減量しなければなりません。そうしないと、副作用が強まり危険です。
- そ のほかにも、いろいろな薬の代謝を妨げる可能性があります。たとえば、喘息の薬のテオフィリン(テオドール)、抗凝血薬のワルファリン(ワーファリン)、 免疫抑制薬のシクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)、抗けいれん薬のフェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)、エイズの薬のジダノシン(ヴァ イデックス)・・。これらといっしょに飲む場合は、その服用量を減量するなど慎重に用います。
- 飲酒は控えてください。アルコールは痛風によくありませんし、この薬の効果にもマイナスです。
この薬は高尿酸血症原因を抑える薬なので、飲んですぐ効果が出ることもなければ、尿酸値が下がったからやめてよい、というタイプの薬でもありません。
できるだけ長く、飲み続けなければいけないタイプの薬なんですね。
私はまだ飲んでいませんが、こういうタイプの薬はできるだけ飲みたくないなあ、という気になってしまいます。